ここ最近のマンガ業界の流れが
私が10年前にデビューした頃よりかなり変わってきています。
今日の内容は新人マンガ家さんやプロを目指している
作家志望の方向けに書こうと思います。

10年くらい前は作品を発表できる媒体が
おもに雑誌でした。その当時すでにpixivなどもありましたが
あくまでもマンガ家の主戦場になる場所は雑誌でした。

現在(2019年)はこれがかなり移り変わろうとしています。
ツイッターなどのSNSの普及やネット環境の向上化
これにより作家個人が知名度や拡散力を得ることができました。

これまでは知名度のある出版社が発信媒体である雑誌にマンガを載せ
作品や作家名を拡散していたのですが

今では知名度のある作家が発信媒体である自分のSNSアカウントにマンガを載せ
作品や作家名を拡散するという風に変わってきました。

SNSによって個人が力を持つようになったわけです。
これによって何が起こるかというと
個人で拡散力や知名度を持った作家は雑誌や出版社の枠にとらわれる事もなく
作品を世の中に発信することができるようになります。

最近では出版社もSNS上で自社のコンテンツやSNSマンガなどを立ち上げ
主にツイッターなどで発信していますが
SNSに関してはやはり個人の方がフォロワーがつきやすい傾向にあります。
理由はたぶん雑誌媒体ではなく作家に対してファンになるからだと思います。

以前、出版社さんの企画で描いたマンガを出版社の自社アカウントでアップされたのですが
200いいね&100RTくらいしかいきませんでしたが
同じ作品を一ヵ月後くらいに出版社の許可が出たので
自分のアカウントでツイートしたら
31,000いいね&6,500RTという数字がでました。
アップしたのは全く同じ作品ですよ。
これだけの差ができるというのは
ファンは雑誌に付くのではなく
作家や作品に付くということになると考えます。

私、大和なでしこのアカウントのほうが伸びた理由は
いくつかあります。

① 私のアカウントのほうが出版社のアカウントよりもフォロワーが多かった事。
② 出版社のアカウントは宣伝感が出てしまいどうしてもでるしRTされずらい。
③ ファン(フォロワー)の方がRTやいいねをしてくれやすい。
④ 個人のアカントは仲の良い作家さん(拡散力があるフォロワーの多い作家さん)が
RTしてくれる可能性が高い。逆に出版社のアカウントにはそれがない。

まず最初に①の「私のアカウントのほうが出版社のアカウントよりもフォロワーが多かった事。」
について説明をします。
この記事の最初のほうに書いていた個人の作家が知名度や拡散力を得たというのが
これにあたります。
フォロワー数イコールすべてがファンでは無いですが
母数が多ければ多いほど拡散力を得ることができます。
ドズルも言ってますが「戦いは数だよ兄貴!」
そう数は力です。そして目に見える力でもあります。

次に②の「出版社のアカウントは宣伝感が出てしまいどうしてもでるしRTされずらい。」
以前ステマなどが流行ったのをご存知でしょうか?
ステルスマーケティングといって
商品を会社が宣伝するのではなく拡散力のある個人が
その商品をあたかも自分が使ってみてとても良かったから
その感想と商品をツイートする
でも裏ではその会社から宣伝料金をもらっているといった方法です。
これはたしか当時は芸能人などがやっていたと思いますが
知名度のある個人(芸能人)がその商品の感想を書く
ファンはその個人(芸能人)が好きだから
好きな人が良いと言ってるから自分も買ってみたい
友達に教えたいなどの理由で拡散され商品も売れる。
同じ事を商品を出している会社がやるよりも
はるかに拡散されやすい。
では、個人(芸能人)がCMとして
商品を宣伝してるものと何が違うのか?
CMは普通に見てスポンサーからお金もらってる仕事だろうし
その人も使ってるかどうかなんてわからないですよね。
一般的な宣伝の形は有名人が会社の宣伝媒体にのって
その会社の商品を宣伝する。
その商品が気になった人やその有名人の熱烈なファンの人が
商品を購入するというのが普通の宣伝です。
それに対してステルスマーケティングでは
有名人の知名度を最大限に生かし
宣伝っぽくしないことによって一般の人にも有名人の個人の感想だから
受け入れやすく、そしてファン的にも購入したいという意識が働きやすかったのでは
ないかと思います。
しかしそれがステマだとわかると
購入したり拡散した人は怒るわけです。

騙された!あんたお金もらって宣伝してたんじゃないか!
私はあなたが良いって言ったから購入したのに!
あなたは企業からお金をもらった上でその商品を好きで使ってる風を装ったのか!と


あ、ちなみに私が最近描いているエッセイ漫画
ケンタッキー、いきなりステーキ、ニトリなどの商品を説明してるマンガは
趣味で描いてるだけで企業からお金もらってないです(笑)
むしろ欲しいwww
お仕事依頼待ってま~す!!

だいぶ脱線してしまいましたが
企業のアカウントではこのような理由で宣伝感が出てしまい
拡散されずらいのです。
ですので個人が力を持つと自分の作品を効率良く
自分のSNSアカウントから発信することができます。

やっと③です。。
③の「ファン(フォロワー)の方がRTやいいねをしてくれやすい。」
②でもちょっと書いてましたがファンだから
好きな人がこれいいよ!って言ってたら広めたくなりますよね。
それにその好きな有名人が発信したものに
自分の気持ちを伝える意味もあると思いますが
いいねをしたりしますよね。

これが悪用されると②でも書いた
ステルスマーケティングになります。
悪用と書きましたが
私はステマはそこまで悪だと考えておりません。
1つの宣伝手法だと考えてます。
ただしそれを毛嫌いする方が多いのも理解しております。

最後に④ の「個人のアカントは仲の良い作家さん(拡散力があるフォロワーの多い作家さん)が
RTしてくれる可能性が高い。逆に出版社のアカウントにはそれがない。」についてです。

作家も人間ですのでよくRTしてくれる作家さんの作品の新作がアップされたりしたら
いつもの感謝の意味も込めて全力でRTしにいきます。
これが同じジャンルで活動されている作家さんだったら
尚の事RTしにいきます。全力です(笑)
よくこの作家Aさんは作家Bさんの作品をRTしているなぁということがあります。
そして作家Bさんも作家Aさんの作品をRTしたりしています。
この作家間にはRTしあってる流れがここでできています。
これが大きな輪になって有名な作家さん達がRTしあって
どんどん拡散されていく流れがあると思います。
残念ながら出版社のアカウントにはこれがありません。
ですのでフォロワー数も伸びにくいし
いいねやリツイート数も伸びずらいです。

以上の4点が
私、大和なでしこのアカウントの方が
出版社のアカウントよりも拡散された理由だと考えます。

今後もっと個人の力がどんどん強くなっていくと思います。
それはマンガ業界だけではなく色々な業界で
ユーチューバーなども良い例ですよね
今まであった企業にしかできなかったことを
個人ができるようになってきたのです。

今後、マンガ業界ではセルフマネージメントができる人が
力を持っていくのではないかと私は考えています。

あくまでも個人的に思っていることを書いてるので異論もあると思います。
読んでいただきありがとうございました。

次回はセルフマネージメントやマネタイズについて書いていきたいと思います。