前回の記事で最近のマンガ業界が個人の力が強くなってきて
雑誌や出版社のわくにはまらなくても作品を
発表できるようになってきたと書きましたが

では逆にこれまでのマンガ家のように
出版社とやりとりしつつ雑誌媒体で
マンガを描いている作家さんはどうなのか?

普通にこれまでのやり方で
雑誌で連載して単行本化という流れは残ると思います。

ただ、昔のように雑誌が売れる時代では無くなってきましたので
雑誌だけで連載していれば安泰というほど甘いものでも
無くなってきていると思います。

スマートフォンの登場からマンガ業界は変わると言われていましたが
本当に変わりましたね。

最近、電車の中でジャンプやマガジンを雑誌で読んでる人を見かけなくなりました
昔は網棚の上には必ずといっていいほど読み終わった雑誌(ジャンプやマガジン)が
置いてあったものですがここ数年一冊も見てません。
というかマンガ雑誌を電車で読んでる人を本当に見ないです。

マンガは娯楽(エンターテインメント)です。
数十年前はサラリーマンや大学生がマンガ雑誌を小脇にかかえて
電車に乗りマンガを読んで時間をつぶしていたらしいです。

現在は娯楽が増えたので電車の中でマンガを読んで時間をつぶす以外に
動画、音楽、ゲームなど多種多様な時間の使い方ができます。
ではマンガはみんな読まなくなったのか?
そうではないと思います。
たしかに昔に比べ娯楽が増えたのでマンガを読むという選択肢が
除外されたりもありますが
web媒体でマンガは確実に読まれています。

この情報過多な社会において
情報は取捨選択されています。

マンガを読む層が
連載を追いかけ単行本などを買うヘビー層と
SNSなどで流れてくる短い話を読むライト層に分かれてきていると
私は最近感じています。

私も最近は雑誌などを買ってガッツリとマンガを読むことが少なくなってきたので
わかるのですが、世の中の情報が多すぎてマンガに割ける時間が昔より
減ってしまったなぁと思うのです。

ソシャゲなどいくつも平行してやってたりするとイベントがかぶったりして
時間なくなったりしますよね?
あれ?私だけ??

自分は昔から雑誌派というより単行本派だったので
気になった作品は単行本で買って読んでいますが
昔よりは単行本で読む数が減りました。

ではマンガを読む数が減ったのかというと
実はそれほど減ってませんでした。
ツイッターなどで流れてくるショートマンガを
めっちゃ読むようになりました。
あとは出版社などが自社のホームページなどでアップしているマンガや
ニコニコ静画やピクシブなどで読めるマンガ
キンドルやほかの電子書籍や同人誌

ここ最近で読めるマンガの媒体がかなり増えました。
同じ作品がほかの媒体に載ってるので
読者は自分がマンガを読む媒体を選べるようになってきました。

ツイッターなどのSNSに流れてくるショートマンガを
読む読者全てがライト層というわけではありませんが
このライト層の読者を獲得することがSNS上での
マンガ家が目指すべきポイントではないかと考えています。

おいおい俺はツイッターマンガも読むけど単行本でもしっかりマンガ読んでるのに
ライト層のくくりに入れてんじゃねーよ!って怒らないでくださいね。

あくまでも例えですので…(汗)

これまでのようにマンガ雑誌で担当編集者とやりとりしてマンガを作り
連載して単行本を出す作家さんと

SNS(ツイッターなど)を駆使して自分のフォロワー数を増やし自分のアカウントから
マンガを発信し、拡散していく作家。

前者のいわゆる昔ながらの作家さんに関しては
マンガを描くことに集中できるメリットがあります。
宣伝などは大手の雑誌で描いていれば
媒体(雑誌)が有名なので連載していればどんどん読まれ宣伝されていきます。
作家自身が新人であっても媒体(雑誌)が有名であれば
作家名も読者に広く知られます。
デメリットは雑誌でやるからには出版社が売りたいものを
作らなければならない場合もあります。
人気が落ちれば打ち切りにもなります。
雑誌での連載は狭き門ですので
打ち切り後にすぐ連載を取ることはかなり困難です。
あと週刊連載などはかなり身体に堪えます。。。
マジで週刊連載を目指す方はお若いうちに目指してください(汗)
そもそも連載するというプレッシャーもありますので
締め切りなどで心はボロボロになりやすいです。
それでも雑誌で落とさずに連載されている
作家さんは本当に尊敬します。

後者のSNS(ツイッター)などを使って
個人の力で出版社や雑誌に頼らずにマンガを発信する方法ですが
メリットとしては自分の好きなように好きな作品が描けるというものです。
ある程度フォロワー数の母数が大きくなれば
相当変な作品を描かない限り一定数の評価を得ることが可能です。
出版社に頼らないことによりマンガを終わらせたい時も
自分のタイミングで終わらせることができます。
デメリットはある程度のフォロワー数を持っていないと
知名度がないので作品を見てもらえない可能性が出てきます。
せっかく頑張って描いた作品もフォロワー数が
数百人とかしかいない場合はほとんど拡散されずに
数十いいね&リツイートくらいで止まってしまいます。
個人で活動する場合
自分発信する媒体(ツイッターなど)が出版社でいうところの雑誌になります。
雑誌の知名度が全くなければ中に載っているマンガは読まれません。
そう、個人でやる場合は自分が雑誌になるつもりで活動しなければなりません。
セルフマネージメントとマネタイズが大切になってきます。
言ってしまうとマンガを描く以外のことをいっぱいしなきゃいけないって事です。

今までは出版社がやってくれていた作品の企画、発表、宣伝、販売などを
個人の場合すべて自分でやらなければなりません。
同人誌をやったことある人はわかりやすいと思いますが
同人マンガを描いてイベントに申し込み会場で売る。
これだけなら簡単にできそうですが

本を刷るために印刷所を探して自分で部数等を決めて印刷
印刷された本を会場に搬送、そして書店委託するために書店用に小分けして納品
ポスターも印刷して会場に送る。
本を売るためにイベントまでの間に
マンガの中身をホームページやpixivやツイッターなどに公開して
新刊の宣伝をするという風にマンガを描く以外にやることがたくさんあります。
もちろん赤字になったら次の本が作れなくなるので
ちゃんと黒字になるように部数も計算しなければなりません。

新人マンガ家さんやマンガ志望者さんで同人をやったりする人で
「面白いマンガを描けば売れる!」と言って
宣伝を全然しない人がいますが
作品を知られないとまず読んで貰えないので
それがたとえ面白い作品であってもなかな読者に届きません。。

これがジャンプなどの有名雑誌であれば
読者がたくさんいますので
「面白いマンガを描けば売れる!」という理論が通用しやすいのですが
個人でやる場合はまずは作家や作品の知名度が一番大切です。

セルフマネージメントが得意な方と不得意な方がいるのは仕方がないことだと思います。

マンガを描くのが好きだけど宣伝とかお金のことをあまり考えてたく無いという方は
マンガ雑誌で出版社の編集さんとやりとりしながらマンガを描き
原稿料や単行本印税で生活をするのが良いと思います。

逆に自分の作品をツイッターにバンバンあげて
自分からイベントにでたり企業や出版社から仕事を取ったり
電子書籍を自分で販売したりするのが苦ではない方は
セルフマネージメントが得意な方ですので
個人の宣伝媒体であるSNS(ツイッター)などの
フォロワー数の母数を増やし
自分が作家であり雑誌であり出版社だ!という形を作っていってください。

ちなみに先ほどの二種類の作家さんの話をしましたが
両方できれば最強です(笑)

雑誌で連載しながら毎日のようにSNS(ツイッターなど)に
マンガやイラストをアップすることができれば
マンガの仕事が無くて生活できないとい事はほぼ無くなると思います。
むしろ休みが無くなって身体を壊さないように…(汗)