前回の記事では
「雑誌で描いているマンガ家さんは
どうやって稼いで食べているのか」という内容を書きましたので
今回は個人で雑誌に頼らずに描いているマンガ家さんは
どうやって稼いで食べているのかについて焦点を当てて
書いていきたいと思います。

これまたお金の話ですので
毛嫌いする方も多くあまり書きたくないのですが
マンガを描いてご飯を食べるために必要なことなので
批判も承知で書いていきたいと思います。
お金の話が嫌な方やマンガをそんな風に考えたくない方は
これ以降は読まない方が良いと思います。

では
個人でお金を稼いでるマンガ家さんについて説明します。

個人で雑誌や出版社に頼らずにお金を稼ぐ方法は
実は意外にもとても多いです!!

まず1つ目は自費出版です。
自費出版と聞くと堅苦しく感じますが
わかりやすく言うと同人誌の販売(頒布)です。
同人誌と言っても色々ありますよね。
たぶんみなさんが一番最初に思い浮かべるのは
人気の版権物を使った二次創作だと思います。

でも最近は一次創作いわゆるオリジナル作品も
昔に比べかなり売れるようになってきました。

たぶん一因としてはSNSなどで二次創作を描いていた有名な作家さん達が
オリジナルマンガをSNSにアップするようになって
すそのが広がったのではないかと私は考えています。

それまでツイッターなどで二次創作を描いていた作家さん達は
いわゆる二次創作同人誌が好きなオタク層向けて
描いていたので、読者はオタク層にまでしか広がらないですが
フォロワー数の多い方などが一般層向けに
一次創作マンガを描くことによって爆発的に
読者層が広がっていきました。

数年前ですと有名なマンガ家さんで数万フォロワーくらいが基本だったのが
最近では10万フォロワーを超えるような作家がゴロゴロといます。

もちろん二次創作がメインで10万フォロワー以上いる作家さんもいるのですが
最近顕著だなぁと感じるのは
一次創作のオリジナルマンガを描いている作家さんが
10万…いや数十万フォロワーという桁違いのフォロワー数を持っている
事が多くなってきました。

天下一武道会にフリーザ様が参加してるみたいな感じです(汗)

これはやはり今までネタ元が分からずに二次創作マンガを
読んでいなかった一般の読者がオリジナルなら
読むことができるというのが大きいと思います。
これにより世の中にたくさんいる
普段マンガをガッツリ読まないような
一般のライトユーザーに届くようになりました。
マンガ雑誌を読まないような人が
ツイッターでたまたま流れてきて話題になってる
または自分の生活にリンクして共感できるような作品なら
短いページ(ツイッターは基本的に4ページまで)だし
時間つぶしに読んでみようという気になるわけです。
ツイッター(SNS)の大きなメリットだと思います。
ドラゴンボールやワンピースは読んだことないけど
ツイッターに流れてくる犬猫マンガや子育てマンガは
読んでますよという人が生まれるのです!

ツイッターやインスタグラムなどのSNSの特徴ですが
使ってる層によっても流行り方が変わったりします。

共に言える事は自分たち一般人に共感を得られるような作品が
バズりやすいことだと思います。

ブラック企業などの話も世の中にはありますので
社畜ネタなどは一般の会社勤めの方からしたら共感を得やすいので
バズりやすい傾向にあります。

逆に癒し系もバズリやすい作品だと思います。
みんな疲れてるから癒しが欲しいよね!!!!!
そりゃそうだよ。。
自分の友達も朝早くから出社して夜遅くに帰宅して
心も身体もボロボロになってる人がいるからよーくわかります。
その人たちが会社に行く移動時間の間にスマホを見ていて
流れてくるハートフルな癒しマンガがあれば読んじゃいますよね。

かなり脱線してしまいましたが
自費出版(同人誌)は今やオタク層だけではなく
一般のこれまでマンガにそれほど興味が無かった層を
取り込むことができるようになりました。

これはかなり大きなビジネスチャンスだと思います。
それまで出版社にお金をそれほど払っていなかった層なのですから
そこはブルーオーシャンです!

じゃあ一般の層の人がコミケなどの同人イベントや同人ショップまで来て
ツイッターマンガの作品を買うかと言われればクエスチョンマーク?がつきます。

まず買いに行かないでしょう。
あくまでもその場はオタク層の場であって一般層が行く場では無いと思います。

ではどうやってそのライトユーザーである一般層にお金を払ってもらうか?
それは電子書籍だと思います!

ツイッターなどで描いた一般マンガをまとめて電子書籍化して
一般の層の人が普段買ったりしているであろう
AmazonのKindleなどに流せば一般の人も
マンガを買いやすいのではないかというのが私の考えです。

昔は電子書籍の書籍化や販売の代行をやってくれる会社は少なかったですが
最近はいくつもの会社が電子書籍の代行をやってくれているので
電子書籍をやるのであればそういった会社にお願いするのが良いと思います。
会社によって印税率や配信先のストア数も違ったりしますので
条件を照らし合わせながら決めるのが良いと思います。

他にも個人で登録できる電子書籍の媒体はいくつもありますので
個人的にできる場合は個人でやりましょう。
個人でやれば代行でお願いするよりも印税率などの取り分が多くなります。

電子書籍化の方法はこの2通りです。

① 個人で登録できる電子書籍のサイトに登録
作品のアップロード、サンプルの作成、販売価格の設定、宣伝など
をすべて自分でやります。
メリットは印税率が良いこと
デメリットは作品登録が時間がかかって少しめんどう。

② 電子書籍の代行会社にお願いする。
メリットとしては個人でやるよりはるかに多くのストアに流してもらえます。
というか個人では登録できないストアも多いので
そういうストアに流したい場合は代行会社さんにお願いすることになります。
それから本編のデータを渡すだけで
サンプルなどを代行会社さんが作ってくれるので
その辺の手間が無くなるのでとても楽です。
デメリットとしては印税率が個人で登録するものより少なくなります。
向こうも会社を運営するために売れた分からマージンを取る必要があるので
これは仕方がないことだと思います。
ただ紙の出版社のように印税率が5~10%とかみたいに
低くはないので売れればかなりの金額が入ってくると思います。
電子書籍の場合は印税率が30~70%くらいが基本です。

電子書籍の強みは他にもあります。
紙の本のように在庫を抱える心配がないということです。
同人活動をしている人は分かってもらえると思いますが
完売しなかった作品が押入れを圧迫したりして
悲しい思いをしたりします(涙)
あと、紙の本と違ってデータで販売するので
買う側も置く場所に困ることはありません。
在庫を抱えないということはストアに半永久的に販売することが可能になります。
普通、紙の本ですと書店なども在庫を抱えるのには限りがあるので
同人ショップなどで期間内に売れない本などは返却されてしまい
その本は買えなくなってしまいます。
同人誌は一期一会ですので気になったら後で買おうと思っていると
一生買えなくなってしまうので同人イベントや書店で気になった本があったら
悩むんだったら買うことをオススメします。
ほとんどの作家さんは再販はしないので!!

半永久的にストアで本を売れるというのはとてもすごいことです。
どういうことかと言うと
数年前に出した本の印税が何もしてないのに
毎年数万円入ってくるのです。
もちろん作品数や作家の知名度などでも金額は変わってきますが
マンガ家には数少ない不労所得になるのです!!

マンガ家は個人事業主です。社会的信用もほとんどありません。
クレジットカードも簡単には受かりません。
クレジットカード作る人はマンガ家になる前に作りましょう。
学生の内に使わなくても良いので家族カードではなく
個人のカードを作りましょう。
そう…マンガ家は学生よりも社会的信用が無いのです。

そんなマンガ家を一生続けてご飯を食べていこうと思ったときに
60~70歳になってもマンガを描けるのか?という事も
考えていかなければなりません。
その時までに貯蓄をしっかりしていないとかなり大変な目に合うと思います。
その救世主的存在になるのが半永久的に販売できる電子書籍です。

半永久的に販売でき、不労所得で定期的にお金が手に入る
これはマンガ家にとっての年金のようになります。

私は個人でマンガ家として活動していく場合
以上の点から
電子書籍は絶対にやった方が良いと考えています。

あ…すみません。
個人で雑誌や出版社に頼らずにお金を稼ぐ方法の
1つ目の説明がかなり長くなってしまいましたね(汗)

次回はこの話の続きの2つ目のお金の稼ぎ方について
書きたいと思います。

長々とした文章を
読んでいただきありがとうございます。