個人で雑誌や出版社に頼らずにお金を稼ぐ方法の前回の続きです。

またお金の話を書きますので
見たくない方は読まないようにお願いします。

前回は個人のお金の稼ぎ方の1つ目として
自費出版の説明をしました。

今回は2つ目以降の説明をします。

2つ目は最近出てきたパトロン系サイトの利用です。
クリエイターを支援するという形で
月額制のファンクラブのようなものです。

海外では昔からあったようなのですが
日本人には馴染みがなかったのか最近ようやく
認知されてきました。
有名どころですと
pixivFANBOXやファンティア[Fantia]などです。

月額の料金設定内で見れるものが変わったり
単純に作家の支援目的でお金を払うというものもあります。

たとえば月額500円のプランがあったとします。
プランの内容としては
不定期で新規マンガがアップされたり
過去の作品や同人誌即売会などで頒布したオリジナル作品などが読み放題。
ラフ、ネーム、キャラ設定などの普段は表にでないものも公開されている。

このプランをツイッターなどのフォロワーに向け宣伝すると
そのフォロワーの中から
一部のファンの方が支援をしてくださります。

もし10人支援者が集まれば
500円×10人で月額5000円の収益になります。
この支援者さんがもし一年間ご支援してくれれば
5000円×12ヶ月で60.000円の収入になります。

有名な方でこのクリエイター支援サイトを上手く活用し
頑張ってプラン限定の作品を描いている作家さんは
数百人以上支援者がいるという話も耳にします。

数百人が月額500円払ってくれれば
ひと月の収益が10万円以上になります。

これも個人で活動していくためにはやって損ではないと思います。
むしろやった方が良いと思います。

前回も書きましたが
個人で活動する場合
マンガ家は雑誌であり出版社であるというスタンスで
活動すべきだと考えていますので

ツイッターなどのフォロワーの母数を増やし
その中にいる一部のお金を払ってくれる
ファンを獲得することは大切だと思います。
フォロワーの母数が増えればファンの人も増えていくので
活動をちゃんと続けていけば支援者も増やすことが可能です。

あと投げ銭などのファンが作家さんに
お金(仮想通貨や電子マネー)を送るものもあります。

さて
次に3つ目のの閲覧数や広告を使用したお金の稼ぎ方です。

簡単に言いますとアフィリエイトです。
これは昔からありますよね。
ホームページやブログなどで商品の説明をして
その商品の広告をクリックして買ってもらうことで
その商品の金額の一部が出に入るといった仕組みです。
またクリック一回に付きお金が発生するものもあります。

マンガ家の場合は自分の作品が商品になりますので
自分の作品の広告を貼って
それを買ってもらうというアフィリエイトの方法もありますが
それはあまり効率的ではないと思います。
理由としてはマンガ自体の単価が安いので
広告をクリックして買ってもらえたとしても
そんなにお金にならないからです。
それをするくらいなら金額が高額になりやすい
電化製品の説明をして買ってもらったほうが
お金にはなると思います。

ではどうやってマンガを利用してアフィリエイトでお金を稼ぐのか?

それはホームページやブログ、Youtubeなどに自分の
一次創作のオリジナルマンガを載せ
閲覧数を増やし収益化を目指すのが良いと思います。

これももちろん簡単なことではありません。
媒体には媒体の読者やその媒体での人気者がいます。

たとえツイッターのフォロワーが数万人いたとしても
Youtubeではほとんど知られてない新参者として
スタートすることになります。
しかし、ツイッターで例えば5万人フォロワーいたとすれば
多少は別の媒体に引っ張ってくることが可能になります。

他の媒体では無名でも全くの無名の人よりも
数字を取ることができます。
これを利用しながら別の媒体に足を伸ばしていくのが
良い方法ではないかと私は考えています。

ツイッターなどのSNSにはとても良い機能があります。
それはリツイートやシェアというシステムです。

フォロワーがそんなに多くない人でもフォロワーの多い人に
リツイートをしてもらえれば拡散され
多くの人に見てもらうことができます。
しかも内容を気に入ってもらえれば
新規のフォロワーを獲得することもできます。

私は個人のマンガ家が一番手っ取り早く知名度を得ることができるのは
ツイッターだと思っています。
pixivやニコニコ静画ですとリツイートというシステムがないので
作品を知ってもらおうと思うとランキングの上位に入らなければなりません。
無名の状態からランキングの上位に入るのは簡単ではありません。
ではどうやればランキングの上位に入れるのか?
それはツイッターで先に知名度とフォロワーを獲得し
その読者を呼び込むのです。
これにより多少はランキングに入りやすくなります。
これを繰り返すことで別の媒体でもフォロワーを増やすことができ
最終的にはランキングの上位を狙うこともできるようになります。
ランキングの上位に入れるようになれば
その媒体でのある程度の地位やフォロワー数を獲得できているので
ツイッターに頼らなくてもその媒体独自で戦うことができるようになります。

ツイッターを上手く利用することで他の媒体に
どんどんアプローチがしやすくなるのです。

ツイッターでは収益化できませんが
他の収益化できる媒体に人を流し
他の媒体で独自に戦えるまで成長させる
これを繰り返すことによって色々な媒体で読者を獲得し
お金に繋げることができるようになります。

では
4つ目のお金の稼ぎ方の説明をします。
4つ目は企業の広告マンガを描くというものです。

最近、企業がマンガ広告をよく出すようになってきました。
写真や文字で広告を打つよりマンガの方が
興味を持って読んでもらえるという風に
世間の認識が変わってきたのだと思います。
とてもうれしいことです。

企業の広告マンガ(企業案件)は
最近ではツイッターのフォロワー数が多く拡散力のある
マンガ家さんがお仕事をしている場合が多いです。

企業のイメージもありますのでお仕事をいただけるのは
一般のオリジナルマンガを描いているマンガ家さんが多いです。

企業の広告マンガは
個人でその企業からお話をもらい直接やりとりするパターンか
広告マンガを主に扱っている会社さんから
お仕事をいただくパターンの二種類あります。

①の個人で企業と直接やりとりするパターンは
企業とのやりとりに作家側が慣れていないと
大変な目に合う場合が多いです。
理由は一般企業さんはマンガ家の
生態について理解してない場合が多いからです。

マンガ家の基本的な1ページあたりの原稿料(モノクロとカラーの原稿料の違いなど)
作品1ページの制作にかかる時間、ネームやラフのチェックの戻し
出版社とやりとりしていた時には起こらなかったトラブルが起きやすいです。

この辺を個人でやる場合は企業側と交渉しなければなりません。
特にお金のことは最初に取り決めたほうが良いです!!

企業側はマンガを描くのがどれだけ大変か知らない場合が多いので
完成原稿を平気で「ここのキャラの○○を変えてください」とか言ってきます。
ラフチェックでいったいどこ見てたんだー!ってなりますが
直さないと通らないので直さなければなりません。
ほぼ全部直さなきゃならないなんてこともあります。
そういったトラブルにならないようにするために
最初にこちらから条件をつけることをオススメします。

完成原稿の直しの場合、直しの範囲の完成原稿の料金を追加で請求するという内容を
あらかじめ取り決めをしておきます。
こうすることで理不尽な直しを食らっても
料金が発生するので全く無駄にはなりません。

個人で企業とやり取りする場合は
お金の交渉と条件を提示することが最重要になってきます。

②の広告マンガを主に扱っている会社さんから
お仕事をいただくパターンは
企業とマンガ家の間に広告マンガの会社さんが入ってくれるので
企業とマンガ家が直接やり取りすることはほとんどありません。

広告マンガを扱っている会社なので
企業のこともマンガ家のことも両方理解してくれているので
双方が気持ち良く仕事ができるように動いてくれます。

先ほどの個人で企業とやりとりしていた時にあったトラブルなども
間に入ってくれてる広告会社さんが対処してくれるので安心です。

初めて企業案件をやるのでしたら
②の広告会社さん経由でお仕事をもらうのが安全だと思います。
企業案件に慣れてきたら個人でも受けても良いと思います。

いかがでしたでしょう?
4つほど個人でお金を稼ぐ方法を解説しましたが
上手くやれば出版社や雑誌の枠にはまらなくとも
お金を稼ぐことができるということがわかってもらえたと思います。

他にも細かい物や私が理解できていない物などがありますが
今回は説明を省かせていただきました。

たぶん今後また新たに個人で稼ぐ方法が生まれてくると思います。

私は昔よりむしろ今のほうがマンガ家は
お金を稼ぎやすくなったと思っています。
昔は出版社しかマンガを載せる媒体を持ってませんでしたが
今はこれまで説明した通りたくさんの媒体でマンガを
載せることができるようになりました。

出版社の雑誌には載せる事ができるマンガの枠の数にも
制限がありますが
出版社の雑誌だけにとらわれず
他の媒体にも目を向ければ無数にチャンスが転がっています。

この記事が少しでも
みなさんのマンガ活動のお役にたてれば幸いです。

長文をここまで読んでいただきありがとうございます!