今回は
兼業マンガ家さんについて書いていきたいと思います。

私は専業のマンガ家でマンガのみで稼いで生活をしていますが
兼業のマンガ家さんは別にちゃんとした仕事を持ちながら
マンガでもお金を稼いでいる方です。

私の印象では昔より兼業のマンガ家さんが増えたイメージです。

兼業でマンガ家をやるメリットとしては
別に仕事をしてお金を稼いでいるので生活基盤が
しっかりしているということが大きいと思います。
一般的な専業マンガ家ですと原稿料や単行本の収益のみで
生活している場合がほとんどなので
しっかり売れてないとかなり生活が厳しくなります。
特に新人さんでマンガ家を目指して上京してきた方などは
アシスタントやアルバイトをしながら
読みきりや連載をとるためにマンガを描くので
自分のマンガでの収入がほとんどない状態になります。
そういう方はアシスタントやアルバイトの日以外は
自分のマンガを描くことに専念しているので
貯金もほとんどできないのが普通です。

兼業のマンガ家さんですと
サラリーマンとして給料がちゃんと発生しているので
人によってはちゃんと貯金もできるので
マンガの方がコケて連載が打ち切りになってしまっても
すぐに生活ができなくなることはないです。

では兼業マンガ家さんのデメリットはなんでしょうか?

私は圧倒的に時間が足りないことだと思います!!
通勤時間を含めて朝から夜までお仕事をして
帰ってから寝るまでの数時間と休日の一日だけで
マンガを描かなければならないのでかなりハードです!

お友達のマンガ家さんに兼業でやってる方が何人もいるので
よくお話を聞くのですが
そんな生活やってて身体大丈夫なの???って思います。

兼業のマンガ家さんで
上手く会社仕事もマンガもまわせている方の特長としては

時間の使い方がむちゃくちゃ上手いことです。
会社が終わってからマンガを描く切り替えも上手いし
短時間で効率よく集中して作品を作られているので
ただただ尊敬してしまいます。

私は専業で家にずっといて常にマンガを描ける状態ですが
やる気がでない時はリビングで昼寝しちゃったりしています…(汗)
専業のマンガ家がみんなそうではないとは思いますが
兼業のマンガ家さんよりは時間がたくさんあるので
だらけてしまっている人も多いのではないでしょうか?
ドキッとしたあなた!あなたのことですよ(笑)

先ほど昔より兼業のマンガ家さんが増えたという事を書きましたが
これには理由があります。

SNS(ツイッター)で趣味でマンガを描いていた方が人気を博して
書籍化や単行本を出してくれる出版社で連載という方が増えてきたからです。

大手出版社の週刊誌ですと
今も持ち込みや賞出しなどをしてマンガ家になるケースが多いのですが
月刊誌やWEB雑誌ですとSNS(ツイッター)で
バズった作家さんを引き抜くケースが増えてきたと思います。

大手出版社の何人かの編集さんに聞いたのですが
昔に比べて持ち込みにくる人が減ってきたと言っておりました。

これは単純にマンガ雑誌の人気が落ちたという理由だけではなく
ライフスタイルが変わってきたことによるのも大きいと思います。

ちょっと話がずれたので兼業のマンガ家さんの話に戻します。

もしこれを読んでいる方で
現在、学生さんで就職かマンガ家を目指すかで悩んでいる方がいましたら
参考にしてもらいたいことを今から書きます。

すでに大きな賞を取りデビューも済ませ連載ネームも作れている方は
専業のマンガ家を目指しても良いかと思います。
ただし、以前の記事でも書きましたが
連載にはかなり初期投資が必要になりますので
貯金は今のうちからできるだけしておいてください。

では逆に賞も取っていないし、担当とやりとりもほとんどできていない方は
就職をして貯蓄を作りながらマンガを描くのが望ましいと思います。

以前、新人のデビューも担当も賞も取っていない人が
「就職は逃げだ!」と言っていたんですが
私は就職は逃げだとは全く思っていません。
むしろ「就職は攻めだ!」と思っています。

現状、マンガでの結果を出せていないのに
マンガ業界に来てしまうのはかなり危険なことです。
アシスタントとして雇われるだけの力を持っていればまだ良いですが
画力がない状態でマンガ業界に来てしまうと
アルバイトをしながら持ち込みや賞出しのマンガを描くことになってしまいます。

マンガ業界は仕事が無い時はとことん無いです。
貯金も作れずにマンガ業界にいる行為は自殺行為だと思います。

就職という選択をすれば
まずは生活基盤を安定させることができます。
とても大切なことです。

もちろんマンガを描く時間は減ってしまいますが
マンガを今後も描き続けることができる資金を得ることができます。

今のマンガ業界は仕事を選ばなければ
色々なマンガの形態でお金を稼ぐことができます。

まずは就職をしながらマンガで何かお金を稼げるようになりましょう!
どんな方法でも良いです。
雑誌で読みきりが載って原稿料をもらう、同人誌を描く、電子書籍を出す
企業のPRマンガを描くなど色々な方法があります。

これを続けて行くうちにいつかマンガでの収入が
会社の給料を超えるタイミングがあるはずです
その時に初めて専業でマンガ家をやるか
兼業でマンガ家をやるかを決めても良いと思います。

これは専業のマンガ家さんにも言えることですが
兼業のマンガ家さんを目指す方には特にやって欲しいのが
SNS(ツイッター)の活用です。
兼業の場合、専業に比べマンガの生産量が落ちてしまいます。
マンガの生産量が少なくなる状態で賞や持ち込みだけをしていたら
出せる作品数がかなり減ってしまいます。

大手出版社を目指すために賞や持ち込みは続けてもらったほうが良いですが
趣味程度でも良いのでボツになったマンガでも思いつきマンガでも良いので
ツイッターにアップしてみてください。
もしかしたらいきなりバズって大手出版社から
連載の話がくるかもしれませんよ!

ツイッターに趣味でも良いのでマンガを載せることにはメリットが大きいです。

1つ目は何もやらないよりも知名度をアップすることができるからです。

2つ目は読者の反応がダイレクトに感じることができるからです。

1つ目の知名度がアップするに関しては以前の記事で
セルフマネイジメントの話を書いたのでそちらを読んでいただければと思います。

2つ目の読者の反応がダイレクトに感じることができるに関してですが
これはかなり大きいと思います。
もちろんフォロワーの少ない時期は何を描いてもほとんど反応がもらえませんが
ある程度フォロワーも増えてくると
あの作品は反応がよかったのに、この作品は反応がイマイチだったなんてことが
日常茶飯事で起こります。

編集さんと一対一で作品作りをしている時は
その一人の編集さんにしか見てもらえないので
疑心暗鬼に陥ることがあります。
「この編集さんは私の作品を面白くないと言ってるけど
個人的な意見なんじゃないだろうか?」などです

ツイッターにマンガをアップすることでたくさんの人の目に触れることができるので
客観的に自分の作品を評価することができるようになってきます。
もちろんツイッターはバズりやすい作品とそうでない作品がありますので
一概には言えませんが一般の読者に読めるマンガを提供するというのは
マンガ家にとって大きなスキルアップになると思うので
やってない方は是非ツイッターにマンガを載せて欲しいと思います。

兼業マンガ家と専業マンガ家
両者ともメリットとデメリットはありますが
現在の自分の状況に照らし合わせてみると
どちらを選択したほうが良いのかが見えてくるのではないでしょうか?

この記事で少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。